ハイビスカスの花言葉:切れ痔

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僕は花言葉というやつが嫌いなんですよ

 「シロツメクサ花言葉は幸福。でも復讐の花言葉をもつの。意味深よね」←張り倒したくなるのは僕だけだろうか。

 

 画像の花はヤグルマギクといって、この時期に咲くキク科も植物です。この青い花は多くの国で愛されており、最高級のサファイヤはコーンフラワーブルー(ヤグルマギクの英名)のものだったりする。

 宝石に名前が付けられるほど透明感のある美しい花。これだけで完結しているのに花言葉など蛇足だと思うのですよ。

 ちなみにサファイヤと同じコランダムのルビーの最高級のものはピジョンブラッド。鳩の血とは物騒な感じがします。

 

 話を戻しましょう。花言葉について

 

 そもそも花言葉とは誰が決めているのか?

 調べてみると、花言葉を管理している公式団体とかは特にないようだ。財団法人日本花普及センターがこれに近いものことをしているが、彼らはいくつかある花言葉の中から選定しているだけで、決定しているわけではない。

 つまり誰が付けてもいいのではないだろうか。実際にサカタのタネは公募で新種の植物の花言葉を決めたことがある。新種の製作者が決めるのは理解できるが販売会社が決める場合もあるらしい。

 

 これは僕が付けてもいいのでは?真面目に考えてみよう。

 ①一応、花言葉には由来があるもの多い。

 ②マイナスイメージのものは財団法人日本花普及センターに選定されず、国内に普及しない。

 

 ①②を同時に満たし、僕の花言葉嫌いを踏まえたものを作成してみた。

 対象の花:ハイビスカス(赤)

 ハイビスカスの既存の花言葉:繊細な美、勇敢

 ハイビスカスの新たなる花言葉切れ痔

 花言葉の由来:切れ痔で苦しんでいる作者が使用したトイレットペーパーを見ると血が付着していた。その姿がまるでハイビスカスのようであったことから。

 

 一見②の条件を満たさないように見える。しかし、ある行動を追加すると状況は180度変わる。

 切れ痔を撲滅するために【ハイビスカス運動】を始めるのだ。

  1. 乳癌のピンクリボン運動と同様に切れ痔のハイビスカス運動を行う。
  2. 財団法人日本花普及センターに協力を要請する。
  3. 恐らく「花言葉:切れ痔はちょっと」と抵抗してくるだろうから「【切れ痔を治す】辺りでどうでしょう」と妥協する。
  4. 正式にハイビスカスの花言葉に切れ痔を治すが採用され普及する。

 

 ここまでくればハイビスカスを送られた女性が花言葉を調べ、繊細な美に喜んだのもつかの間、その下に切れ痔を治すを発見し怒り狂うのも時間の問題である。

 この女性は切れ痔を治すという花言葉を廃止しようとするが、ハイビスカス運動で真剣に切れ痔を撲滅しよう活動するボランティアを前に口を閉ざすであろう。そして怒りの矛先は諸悪の根源である花言葉に向けられ、花言葉は陳腐化するのだ。

 

 青いバラが遺伝子組み換えで誕生するまで、ブルーローズの花言葉は不可能であった。しかしブルーローズが実際に誕生すると【夢 かなう】が花言葉に追加された。

 一見、美談に聞こえるが完全に手のひら返しであり、存在しないものに花言葉を付けることが間違っているのではないか?

 

 シダに至ってはさらに酷い。シダの花言葉は魅惑であるが、そもそもシダは花を咲かさない。シダは種子植物ではないので胞子で増える。

 シダに花言葉が付いた理由は夏至の日のよるに一瞬だけ花を咲かせるという言い伝えによる。

 先に述べたようにシダは花を咲かさない植物であることは明白であるため、間違いを認め花言葉を抹消すべきだ。PTA風に言えば「子供が間違った知識を身に着けたらどうするのだ」

 余談だがシダの仲間のマツバランに至っては茎だけで根も葉もない

慣用句ではなく実際に茎のみで生きている植物なのだ。

 

 止めは松茸だ。言うまでもなく松茸は花を咲かさないどころか、もはや植物ですらない

 子実体(傘の部分)が開く+植物の花にあたることから花言葉:控えめが付いている。

 これは無理があるのではないだろうか?子実体が花にあたるのならば、僕の股間も花にあたると言っても過言ではない。

 

 これ以上は止めておこう。言葉を飾ることに意義はない。