賞味期限4年切れ リッツ保存缶

 母が片付けをしていた時に棚の奥から発掘したリッツ保存缶。非常食として購入したものの存在を忘れ去られてしまったようだ。

 賞味期限は

  2017.4

 ちなみに本日のコーヒーのお供である。

  このリッツ保存缶の賞味期限は製造後5年となっているので、製造されたのは2012年の4月。つまり9年前の製造されたものである。

 ここまで賞味期限が切れたものを食べるのは美食家として名高いウルチでも初めてであり、好奇心と恐怖が心の中でせめぎ合っている。無論、勝ったのは好奇心だ。

 人類は好奇心で進歩してきた。好奇心でライト兄弟は空を飛んだし、チーズや納豆を食べた人がいたから食文化も発達したのだ。今日、僕はこの賞味期限4年切れのリッツ保存缶を食べることで人類の進歩に貢献しようと思う。

 以前、賞味期限が1年切れた[とんがりコーン]を食べたが、何か大事な風味の欠けたとんがりコーンとなっており賞味期限の大切さを実感した。今回の相手は保存缶なので酸素や湿気から守られているため、品質の劣化はかなり抑えられていると思われるが4年という歳月はそれすら凌駕しそうである。

 とやかく言っても始まらない。実食あるのみだ。

 

 結論から書く。

 普通に美味い。

 

 やや割れが気になるものの味や食感に関して劣化は余り感じられない。これは自分でも驚きである。コーヒーにも良く合う。何時ぞやの[すいかチョコチップクッキー]とこの賞味期限4年切れリッツ保存缶なら間違いなくリッツを選ぶ。

 1つの保存缶の中に3つの袋が入っていたので1つを父に渡す。問題なく食べている。その中の数枚を母も食べていたが、3人とも体調に変化はない。

 

 以上の点からしてリッツ保存缶は賞味期限が4年切れていても問題なく食べることができる素晴らしい保存食であると言える。やや喉が乾くのでフルーツの缶詰とセットで備蓄するといいだろう。

 

※もしこの文章を参考に賞味期限切れの商品を食べ、体調を崩してもウルチは責任をとりません。