明星 一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット 面白いが後一歩

 前から目を付けていたモダン焼きセット。ドン・キホーテで投げ売り価格78円で購入。実に面白い商品だが投げ売りされるのには理由がある。

 カップ焼きそばの容器に入ったモダン焼き(風)セットなんて好奇心をくすぐられる商品を見つけてから約1年。遂に購入した理由は価格である。近所のスーパーで200円オーバーの価格でいつも売られていたが、明らかに売れ行きが悪く待っていれば投げ売りされると予想していたためだ。

 売れない理由は2つある。

 1つ目に価格。モダン焼き風に200円払うなら、もう少し出してモダン焼きを買えばいい。

 2つ目に手間。カップ麵はお湯を入れて直ぐに食べられる手軽さが最大の売りである。この商品は卵を2個用意し油とフライパン、皿まで必要とする。カップ麵の利点を窓から投げ捨てていないか?モダン焼きなら冷凍食品にもあるので、レンチンすればいい。それなら手間いらずだ。

 

 酷評してしまったが、褒める点もある。まず卵やフライパンがなくとも焼きそばとして食べる方法もパッケージに小さくではあるが記載されていること。おっちょこちょいな人にも配慮した2WAYスタイルはストレスフルな現代社会の中で有り難い優しさだ。ありがとう、一平ちゃん。

 また、手間は逆に言えば作る楽しさである。しかも料理スキルに乏しいウルチでも上手く作れてたのだから子どもでも作れるだろう。

 

 長々と論じてしまったが、肝心なのは味である。

 今回、珍しいことに完成したモダン焼き風に母が興味を示した。ソースの香りに釣られたのだろう。粉もの系に用いられるソースは食欲を刺激する不思議な力がある。なお、母は1口食べ無言で去っていった。

 麺は箸で用意に切れる柔らかさで、食感は卵を2つ使ったためかフワフワしている。優しい口当たりだ。

 いい香りのするソースは粘性が少なく皿の底に溜まってしまうが悪くない。

 

 以上。

 これ以上書くことないのだ(´;ω;`)。

 母の無言の理由も恐らくこれだろう。ソースの香りで期待値が上がった所で対して深くない味わいに落胆してしまったのだ。上げてから落とされるとダメージがでかい。

 新年一発目がこれで幸先悪く感じる。正月に名作『孤独のグルメ』のドラマ版を見たので五郎ちゃんのようにレビューしたかったが、難しいものだ。