本当はグフカスタムが欲しかったのです。
ガンプラの転売が始まってどの位たったのだろうか。ハードオフでも中古を新品以上の価格で取り扱っていて驚いたのも数年前。当時はこのケンプファーが6000円で売られていたのです。
再販され店頭に並んだケンプファーを買ってしまいました。横にあったドム、アッガイ、ズゴックとかなり迷いました。結果として6000円のイメージに負けました。おのれ、転売ヤーめ!
実は買って少し、後悔しております。
ケンプファーはカッコイイのですが、ヒロイック過ぎるデザインなのです。
ケンプファーが登場する作品であるポケットの中の戦争では、ズゴックがズゴックEになったり、ザクⅡF型がザクⅡFZ型になったり、既存の機体をリファインした機体群が登場するのですが、このケンプファーは新規デザイン。明らかに野暮ったい感じがない。就職を機に状況した人と生まれも育ちも都内の人間くらい違うのです。
ケンプファーの設定は
- 試作機
- 装甲を削って速度に充てている
- 山盛りの武装で単機で敵部隊を撃破
- 全身に姿勢制御用バーニアがあるため、高機動だが、それ故に稼働時間が短い
と完全に男の子が好きな要素を盛った機体。デザイン的に完成されているし、終戦直前の試作機のため、バリエーションの余地がほぼない。
ただこの機体の悲しい所は、うつ伏せの前傾姿勢で低空飛行できる上手いパイロットが必要なのに装甲が薄く稼働時間が短いためパイロットの生存性は低そうな点。
メカニックデザインを手掛けた方によれば、コンセプトは旧日本軍の戦闘機。納得です。
そうなると、プラモデルを組む方向性も見えてきました。特攻機です。案としては3つ。
- 旧日本軍の代表的な機体である零式艦上戦闘機五二型のカラーリングを採用します。ケンプファーは紺とイエローの補色関係なのでモスグリーンと赤の補色関係にします。
- 高性能な試作機でヒロイックで特攻機。そう、僕の大好きなトールギス。トールギスをイメージした白と黒にする。トールギスのプラモデルは旧キットとRGとMGがありますが、1/100は飾るスペースが足りないし、RGはもう無理。HGACで発売してくださいお願いします、バンダイ様。でも無理そうなのでトールギス風に。
- そのまま青。ほら、ジオンで青くて速い特攻機がいるじゃないですか。???「ズダは特攻機などではない!」
ちなみにグフカスタムは初めて作ったMGです。上手く作れずHGでリベンジの意味とグフカスタムのカッコ良さは泥臭いカッコ良さなのでウェザリングしたい点が理由となります。
YouTubeでシルバー系塗料のドライブラシによる金属表現やスポンジを使った塗装剥げ表現など、いろいろ見たので、作りたい気分だけはあります。