利点と欠点を正直にレビュー。
EDCライトを探し、辿り着いた一品。
OLIGHT社は中国のメーカーですが、ライト業界?では結構有名なメーカーです。僕も自転車用ライトをCATEVEから同社のRN800に換えて使っていますが、大変優秀なライトです。
今回、EDC用なので僕が求めた条件は以下4点
- 小型軽量であること
- 雨の中でも使用可能
- 単三もしくは単四電池でも動くこと
- 100ルーメン以上の明るさで2時間以上点灯
それぞれの条件には意味があります。
小型軽量:EDCとして必須条件。いくら優秀でもデカくて重い物を普段から持ち歩きたくない。
雨の中でも使えないといざという時に役に立たない。
単三や単四は入手性が高く、専用電池でしか動かないモデルより、信頼性が高い(充電忘れや充電切れでもライトとして使用可能)
100ルーメンあればとりあえず夜道でも歩ける。
2時間のランタイムは帰宅可能距離を10kmとし移動速度を5km/hとして2時間必要のためです。帰宅可能距離の10kmは内閣府の帰宅困難者の定義を参考にしています。
帰宅までの距離が10km以内の人は全員「帰宅可能」とする。
帰宅距離10km~20kmでは、被災者個人の運動能力の差から、1km長くなるごとに「帰宅可能」者が10%低減していくものとする。
帰宅距離20km以上の人は全員「帰宅困難」とする。
20kmくらいなら徒歩で余裕と思う方もいると思いますが、僕はこの数値を現実的なものとして見ています。
防災グッズを製造しているメーカーのスタッフが、実際に徒歩での移動を試したところ10kmがまともに動ける限界で、それ以上は関節の痛みとの闘いとなっていました。
時速5kmの意味は恐らく夜間で10km移動する非常事態にゆっくり歩くなんて事はしない。早足で移動する可能性が高いからです。
OLIGHT Diffuserのスペックは
手のひらに収まるサイズで重量はバッテリー込み57.5g
防水性能はIPX8
920mAh 3.6V = 3312WhのUSB-C充電の専用バッテリーと単三電池で使用可能
明るさは
ターボモード(700ルーメン→350ルーメン)で(1分→70分)
ハイモード(350ルーメン→150ルーメン)で(10分→120分)
ミディアムモード(50ルーメン)で7時間
ローモード(10ルーメン)で25時間
ムーンライトモード(1ルーメン)で180時間
このライトの利点は僕が求めた条件を全て満たすことです。
特に単三電池でも動く点が気に入っています。ネット上の評判を見てみると専用バッテリーの充電が本体から電池を外して行う点が不評のようですが、僕は問題としてません。本体に直接USB-C端子を付けるタイプだと、アルカリ乾電池をいれている時に間違って充電するとどうなるか不安だからです。
次にこのライトの欠点を挙げていきます。
本体にクリップがない
⇒これは人によっては無視できる欠点です。クリップがあれば使わない時、引っ掛けて保管したり、使用時にも鞄や帽子に引っ掛けて手を開けることができる。ちなみにストラップは付属しています。
ボタンが1つしかないのに、この1つのボタンで
- 電源のON/OFF
- ロック/ロック解除
- ムーンライトの起動
- ターボモードを起動
- ストロボ機能を起動
- ハイ・ミディアム・ローモードの切り替え
以上6つの操作をしなければならない点。個人的にはかなり問題です。
いざという時に使いこなせる気がしない。電源を付けようとしてもロックモードになっていると使えないし、もう少し値段を上げても電源とロック機能は別にして、ライトの調光も本体を捻るとか直感的に操作できるようにした方がいい。非常事態に陥った人間は馬鹿になるのだ。ちなみにこの欠点は自転車用ライトとして採用しているRN800も同様です。
ちなみに今回のDiffuserは50%OFFで購入+同社のI3E EOSがオマケで付属していた。
このI3E EOSは素晴らしい。正直、文句の付けようがない。
小指程の大きさで単四電池で動き、明るさは90ルーメン。防水性能もIPX8。ランタイムはアルカリ電池で45分、ニッケル水素電池で(容量にもよると思うが)70分
操作方法は本体を捻るだけ。
車や自宅の鍵とセットで持ち歩くライトとして最高傑作であると言える。
同社のライトを購入する際はAmazonや楽天でも公式ショップのページがあるが、オススメは楽天リーベイツを経由して同社のホームページから購入すること。定期的にセールを行うだけでなく、オマケでライトが付いてくる。ちなみに多くのモデルで5年保証だ。
ライトの世界は沼である。財布と要相談しながら、防災用品として選定していても、いつの間にか予算オーバーする。気を付けましょう。