ピン エナジーティー ピーチ レビュー

 弟からの贈り物。ドンキで30円だったらしい。

 結論から書きますと、不味くはないが次はいらないレベル。30円なら十分買い。エナジードリンクとしてはイマイチだけど、気分転換には良いと思う。非炭酸飲料。

 

 仕事から帰宅すると、この怪しげなエナジードリンクが食卓の僕の席においてありました。こんな事をするのは弟が戦利品を僕に紹介するためなので、聞いてみるとドンキで30円であり、これは僕の分だとの事。ブログのネタ、ありがたく頂戴する。

 

 パッケージにはエベレストを背景に

ZEROカロリー ZEROシュガー

PIN

POWER IN NATURE

ENERGY TEA PEACH

NATURAL HIMALAYAN ENERGY

 

 と書いてあり、英語の単語テストを3時間勉強し落第するレベルの僕でも分かる内容だ。

 このエナジーティー(ピーチ味)を飲めば、ヒマラヤの大自然のエネルギーが手に入る。

 最近の連勤で体調を崩していた僕にヒマラヤパワーとか、天は僕を見捨てていなかった。いざ、試飲。

 

 紅茶味(紅茶ではなく)が最初にきて、桃の天然水ではなく桃の人工水がきて、最後に緑茶の後味。そして全体に薄っすらといる『何か』。

 この『何か』を探すために原材料名を見るとモリンガ葉抽出物なる容疑者を発見。

 パッケージ内の説明には

"PIN"エナジーティーは、ヒマラヤ山脈の麓で育つモリンガの葉を使った、紅茶ベースの新感覚エナジードリンクです。「奇跡の木」と呼ばれるモリンガは、インドを中心とした南アジアの地域やアフリカ、南アメリカなどが原産で、栽培地域を中心に古くから利用されてきた植物です。

 とある。状況証拠しかないけど、この薄っすらいる何かはモリンガだと思う。

 似たような植物(ドリンクに入れる、熱帯地方原産)にガラナがある。ガラナは分かりやすい味をしているが、ピーチ味が強すぎてモリンガはよく分からない風味に成り果てている。

 

 エナジードリンクとしてみると、エナジードリンクや栄養ドリンクはカフェインと糖分による作用が大きいため、糖分がない本製品はエナジードリンクを飲んだ時の「うぉー」みたいな感じはない。残念ながらヒマラヤの大自然のパワーを感じることはできなかった。よってエナジードリンクとして本製品を飲むことはオススメしない。

 しかしながら、無糖のコーヒーや紅茶を飲むようなタイミングで飲む分には、不思議なフレーバーを体験する意味も込めてオススメできる。安ければ。

 

 僕はそのまま半分飲んだ後、残りはウイスキー【キリン 陸】で割ってみました。

 結果としてモリンガの風味は無くなりましたが、元々の紅茶とピーチ味のパンチが強すぎるため、ウイスキーの香りと風味を感じにくくなってしまいました。普通のハイボールの方が美味しいと思いますが、不味くはありませんでした。

 

 ちなみにモリンガの和名は『ワサビの木』。由来が根を齧るとワサビの味がするためだとか。根っこの味だけで和名が決まることに驚愕と恐怖を感じたことを書き残して終わりとします。