なぜカブトムシは不味いのか

  大丈夫、安心してください。頭はまだ正常です。

 最近、Youtubeを見ているとやたら昆虫食系動画を勧められる。恐らくは『おろちんゆー』氏の動画でゲジゲジを食べるものを好んで見ていたせいだ。

 彼の公開している動画リストを見てみるとゲジゲジを何度も捕獲し様々な方法で食べてる。素揚げ、ポッキー、ふりかけ、アヒージョ、チョコレートなど疑う余地なくゲジゲジ料理の第一人者であろう。ウルチよりも”上”の男だ。

 

 ディスカバリーチャンネル等、YouTubeでは元からサバイバル系動画を見ていた。(ベア・グリルス【以後、師匠】さんの動画とか)サバイバルする機会など一生訪れることはないのだが、男の基礎教養として学んでいたのだ。

 そしてここ最近仕入れた無駄知識は

 

『カブトムシは幼虫も成虫も不味い』

 

 賢明なる皆様はこう思っただろう。

「虫なんてそもそも、食べ物ではないから不味いに決まっている」

 

 これは正論である。だが、忘れてはならない。一部の国では貴重な蛋白源であり、日本でもイナゴやクロスズメバチの幼虫は市販されているし、昭和の時代にはカミキリムシの幼虫も好んで食べる人がいたくらいだ。

 

 2023年8月の日本。カブトムシの幼虫かセミの幼虫どちらかを食えと言われれば、僕は間違いなくセミの幼虫と即答する。芋虫系は抵抗があるが、セミの幼虫はよく見ればシャコとかエビの仲間に見える。

 YouTuber達に思考を汚染され始めている。

 収益のために体を張る彼等は昆虫やドブガイ、毒クラゲまで捕食する猛者の集まりではあるが、そんな彼等でさえ、吐くほど不味いのがカブトムシだ。

 同じ甲虫であるカミキリムシは絶品(昆虫食を嗜む御方々)であるのに対しカブトムシは何故不味いのだろうか?やはり腐葉土を主食としているからだろうか?疑問は尽きない。

 

 美味しい虫が何故美味しいのかを特定できれば、人類を救うことができるかもしれない。

 

 そう考えたウルチはバーガーキングへと向かった。注文はスモーキーBBQワッパーJr.とチーズワッパーJr.。キャンペーンなので2つで税込み500円。やっぱり牛肉は最高だ。