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アーマードコアの新作を待ち続ける男、ウルチ。
アーマードコアシリーズはPSの初代からPS3のVDまであるが、僕はPS3の４から参戦した新参者でありレイヴンではない。もっともプレイしたのがｆAなのでリンクスとして新規IPではあるものの、ほぼアーマードコアの新作としてデモンエクスマキナを楽しませていただきました。
デモンエクスマキナの総評としてはVDの不満点を４系と３系のエッセンスで補完したライトなアーマードコアです。
VDの不満点は主に３つ。
①代わり映えのしない単調なミッション
②チームオンライン大前提のミッション
③壁蹴り上昇です。
①V(D)には出撃して雑魚を数機撃破するだけのステージがありました。しかもその雑魚が少しだけ強化されたものが別ステージとしてあり、あからさまな水増しがやる気を削ぎました。⇒３系を彷彿させる探索、輸送任務に加え、敵機体の奪取（後述）まであります。
②これが個人的に一番許せない点なのですが、オンラインかつチームに所属していないと戦えないボスが複数存在する点【無条件で戦えるのは約１時間のみ】。PS3でオフ専の僕は同じフルプライスでゲームを買っているのに、遊ばせてすらもらえないなんて。勝てないような難易度でも個人で戦えるようにして欲しかった。⇒PC版ならオンラインなのは当たり前かもしれませんが、１人でもオンライン部屋を立ててボスと何時でも戦える。
③壁蹴りは某赤いエースの気分に浸れますが、軽量級の機体でも垂直上昇できないのは好きじゃありませんでした。⇒垂直上昇がお好き？結構。どんな脚部でもエネルギーなしで上昇できますよ。
デモンエクスマキナとアーマードコアの最大の違いはパイロットです。
アーマードコアではシルエットで人間が表示されることが稀にありましたが、基本的にはエンブレムと音声のみの表現でした。デモンエクスマキナではキャラメイクがあります。他の傭兵もエンブレムではなく顔で表示され、さらに機体から降りることもできる。
生身で活動できるため、前述の敵基地に潜入して機体を奪取なんてステージもありテンションが上がりました。しかし、奪った機体は腕がショットガンで使い難いは、他の生身のステージはただ面倒くさいだけなのは改善の余地あり。
ちなみにデフォルトのプレイヤーキャラクターもハンサム系イケメンで良かったのですが、僕が使うには『パンチ』と『色気』が足りなかったので金髪アフロダンディ髭の黒人男性にしました。
他にも撃破した敵機体のパーツをその場で奪える点やランダムに生成される探索などアーマードコアとの差別化を図った要素もあり新規IPとして期待できる作品でした。難易度も全体的に低く感じましたが、初心者にも簡単に楽しめると考えるべきでしょう。ネット上の評判を見るとアーマードコアで鍛えられたユーザーなら苦戦することなくクリアできるけど、初心者では大型ボスやアーセナル複数戦では苦戦している様子。
女性パイロットのキャラクターは以外でした。ロボットが出てくるアニメやゲームの女性キャラクターはボディライン露わなぴっちりスーツ着た巨乳美少女の傾向が強いのですが、デモンエクスマキナは割と平均年齢高めでスーツも許容範囲内。
スーパーロボット大戦[ボディペイントレベル]＞コードギアス≧エヴァンゲリオン≧ガンダム＞＞デモンエクスマキナ＞＞＞＞＞アーマードコア[エンブレムのみ]
個人的にはアーマードコア方式が一番良い。無線だけで魅力的なキャラクターは作れる。メイ・グリンフィールドに惚れ、社長に憧れ、ダン・モロに同情したリンクスのなんと多いことか。
射撃武器についてはオーソドックスなライフル、マシンガン、レーザーにミサイル、キャノン等ですが、近接武器に太刀とメイスを入れたのは評価できます。
ロボットに太刀は有効ではないと考えてしまうけれど、カッコ良さが勝ります。メイスは元々対装甲用武器＋ガンダムバルバトスで見せた重量感。
一部の大剣がヒーロー戦隊的なデザインなのが残念。
デモンエクスマキナ、続編に期待できる作品です。
