真似できないPF

 ブログ徘徊をしているとある投資ブログを発見しました。その方は米国ETFに対し投資しているようで、興味を抱きポートフォリオを見てみると

YYY、JNK、SJNK:合わせて50%

 ハイイールド債に対し集中投資。他の銘柄もSPYDが霞むレベルの高配当ETFオンリー。

 僕なんかが高配当株好きなんて言えるレベルではなかったのです。(参考までにYYYの分配金利回りは現在8.8%)

 この強者はどんな人だろうと思いブログを読み進めると僕より年下で投資歴も浅いようです…雲行きが怪しくなってきました。

 この利回り8.8%のYYYですが僕は欲しいと思ったことが一度もありません。ブルームバーグによれば経費率は脅威2%越え、じりじりと低下する株価、ついでに分配金も漸減傾向。そして毎月分配。

 完全に銀行が投資の知識のない人に売りつけていたクソ投資信託と同じ臭いがします。AC乗りでもあった僕にとっては懐かしのISTD(いかん、そいつには 手を 出すな)です。

 ハイイールド債は本来、景気が良い時にはリスクを取って買われるものであり普通の債券とは性質が異なります。これだけ景気拡大局面があったのに買われるどころか売られているのは個人的には手がでません。

 この人のPFは平時においては高い経費を払い、多くの分配金を得ることができますが金融危機が起こった場合、文字通り吹き飛びます。ギャラドスに十万ボルトくらい効きます。瀕死になります。

 それでも本人がこのリスクを認識したうえで投資しているのであれば良いのですが、たぶんこの方は利回りだけで飛びついている印象を受けます。取り敢えず、このブログはウォッチ確定です。