新型コロナウイルスと決算期によるETFの価格変動

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2020 1月ETF

 新型コロナウイルスで経済の減速が懸念された2020年1月でした。各地でマスクが完売となっていますが僕の保有するマスク生産メーカー、3Mの株価は急落しています。まあマスクは数ある生産物の1つでしかなく中国の経済の悪化の煽りを受け、値を下げるのは仕方ないね。

 ここでもハイテクの強さと配当系ETFの弱さが浮き彫りになっています。アップルの見事な決算に対しアルトリアグループの残念な決算にエクソンモービルの株価の下落など対照的な動きがETFにも現れています。

 VWOは中国の影響をもろに受けるのでダメダメ。VTもそれに足を引っ張られて落ちています。

 意外だったのがVIGです。景気に敏感な資本財の割合が年末の段階で26.7%と最大にも関わらずVOOやVTIを上回る結果を残しています。

 株以外では銅の価格の急落が景気悪化を示唆し、原油価格もジェット燃料の需要減から値をさげています。

 ポートフォリオの安定化のためにVOOやVIGの購入やIBMを補うためのVGTの購入も良さそうです。

 新型コロナウイルスの感染はこれからさらに広がると予想されるため、株価もより落ちると思われます。それでも僕はいつものように買い増しを行うつもりです。

 買うつもりはないけれど、感染拡大はネットフリックスにとって追い風ですね。アッヴィの抗HIV薬がコロナウイルスにも転用できるかもしれませんが、個人的にはヘルスケアセクター全体をETFで買う方が良い気がします。

上の表の正確な数値(%)

VOO -0.04
VTI -0.07
VIG 0.55
VT -1.51
VWO -5.02
VGT 3.75
VYM -2.53
SPYD -3.37
HDV

-4.13