この1年の米国株(VOO,QQQ)と金と長期債券の変動

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2019年6月からの株価の変動

Yahoo FinanceでVOO:橙色 QQQ:紫色 金:青色 米国長期債券(BLV):緑色としてこの1年の価値の変動をグラフにしました。

 見るべきポイントとしては

 ・2019年8月の米中関係の悪化による株価低下、金及び債券の上昇

 ・コロナショック直前の約2カ月にわたる株式、金、債券の上昇

 ・コロナショックによる株式、金、債券の暴落

 ・QQQの異常な回復と高値更新

 

 この1年は波乱の展開を見せました。しかも、まだ波乱は続きそうです。新型コロナウイルスの感染者がなかなか減らないなか、株価は回復どころか一部(QQQなど)では過去最高値を更新する異常な上昇を見せています。

 行き過ぎたグローバリズムの是正は悪くないことだと思いますが、何故グローバリズムが加速したかと言えば利益の追求によるものです。中国の工場を潰し、自国で生産したら価格の上昇、そして利益の低下は免れません。コロナウイルスに対するワクチンが完成しない限り人々の暮らしは以前と同じにはなりません。観光業、航空産業、石油関連はダメージが大きく耐えられるか不明です。

 またブルームバーグではドルが大幅に下落する可能性があると報じています。理由は史上最低水準にある貯蓄、債務対GDP比率の急上昇、経常赤字は史上最悪の見込み。こうした不均衡が是正される時、クッションとなるのが通貨であるとのこと。

 個人的には理解できる点が多いですが、理由に挙げられている3つは多くの先進国で共通しているのでドルだけが落ちることはない→ドル円はそこまで暴落しないと思っています。まあ、僕の予想なんて勘の域を出ませんが。

 いつもはボーナスが出たら追加投資を行ってきましたが、近頃の居心地の大変悪い相場のため食指が動きません。定期買い付けだけ行い追加投資はしない予定です。

 投資に見逃し三振はないのですから。