無念のファイザー売却

 実に不甲斐ないことにNISAで保有していたファイザー(PFE)を売却しました。

 理由としてファイザー後発医薬品分野のスピンオフに対して新会社の株式が僕の手元に入るのですが、特定口座ではなく一般口座、しかも取得単価0円になるということで正しく確定申告できるか不安になったためです。

 ファイザーが多額の開発資金を投じて開発した新型コロナウイルスに対するワクチンが効果を見せたところで売ることになるなんて...バリー戦後のガッシュベル並に悔しい思いをしています。

 

 今回の反省点は2点。1つ目に確定申告に対する知識不足。2つ目に個別株を持つことへの覚悟不足。

 確定申告に対する知識不足は今後、他の投資やふるさと納税をした時にも響いてくるので早急に対処すべき案件。

 個別株に関しては医薬品メーカーは特に買収やスピンオフが多い点を鑑みETFで対処することとし、今回のファイザー売却で得た資金はヘルスケアセクターETFに投じる予定です。

 NISA+高配当株のファイザーを失ったことで取得予定配当金が大きく減ってしまいました。これを補うには相当の追加投資が必要となります。やはり投資は難しい。

 

 

IBM「あの、僕も事業整理して収益性を向上したいんだけど...」

 

待ってくれよ...

 

サッポロウエシマコーヒー 塩サイダー

 またまた例の店にブログネタ探しに行って来ました。

 賞味期限間近ということで『サッポロウエシマコーヒー 塩サイダー』が47円にて売られていたので即、購入。

 パッケージは「オホーツクの塩使用」「北海道産グラニュー糖使用」と隠すことなき北海道愛が綴られています。

 さらにゆるキャラ『オホーツク北見塩やきそば イメージキャラクター「塩やっき」』まで描かれているではありませんか!でもサイダーのパッケージにいる?この子。

 この製品を製造しているのは日本アスパラガス株式会社。謎のコーヒーの会社が謎のアスパラガスの会社にサイダーの製造を依頼したということだろうか。

 投資家の端くれとしてこの2社を調べてみると2社とも真っ当な会社でした。謹んでお詫び申し上げますm(__)m

 

 肝心なのは味ですよ。試飲。

 

 ヒンナ、実にヒンナ。※ヒンナとはアイヌ語で美味しいの意。参考文献:ゴールデンカムイ

 普通に美味しい。正直、三ツ矢サイダーに勝るとも劣らない出来。あの店の仕入担当は腕を上げたようです。

 そうなると問題になるのはブログのネタ。以前のいちごコーラやカップ酒のように不味くないとネタにできないんですよ。困る。実に困る。

 この塩味をネタにできないものか。ジョニーウォーカー・ワインカスクブレンドで割って飲んでみることに…塩味がきっとウイスキーの邪魔をしてくれるはず。

 

 合う。お互いの個性を尊重し合い高め合う感じ。幼き頃、高速道路で出会った老夫婦を思い出します。大型バイクに跨る渋いお爺さんとサイドカーで安心しきった表情で寛ぐお婆さん。恐らく、もうこの世にはいない僕の理想の夫婦が蘇ってきました。

 ジャンルが全く違う2つ。かたや無名メーカーの売れ残り投げ売りサイダー、かたや世界一有名なブランドウイスキーメーカーのお洒落ブレンデッドウイスキー。普通だったら出会うことのない2つが奇跡のマリアージュ。僕は投資家でありながら一流の仲人でもあったのだ。

 

 自分の才能が恐ろしい。

 

 

すいかチョコチップクッキーと遺伝

 最近の休日はコーヒー豆を挽いて飲むというリッチな午後を過ごしています。10gの豆を測り取り、ミルで多少の粒が残る程度に挽き、至福の蒸らし時間の後、豆を通して注がれるコーヒーは悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い。

 今回のお茶請けは『すいかチョコチップクッキー』です。これがコーヒーに合わないのなんの。コーヒーの苦味を打ち消す香料と人工甘味料が何とも言えないのだ。しかもすいか味。今は11月ですよ。無理に例えるならクラシックコンサートの中、江頭2:50が僕の目の前でドジョウ掬いをしているかのような異物感。

 

 何故、こんなものが家にあるかというと、父が祖母から渡されたそうだ。

 「変わった味のお菓子があるからもっていきんしゃい」

 

 その後,、両親が食べた感想は以下の通り

 「なにこれ...」「もう、いらん」

 

 それを聞いた弟

 「絶対、食べん」

 

 美食家、僕

 「意外とイケるやん」

 

 単品なら割と美味しかったんですよ、すいかチョコチップクッキー。コーヒーには致命的に合わないだけで。スイカバーのクッキーバージョンと言うには、些か完成度が足りないですが悪くはないです。

 欲を言えばすいか味を排除してくれれば、普通のチョコチップクッキーとなりコーヒーにも合うと思います。

 しかし、驚いたのが祖母が僕と同じ珍しい食品を見つけ購入する性質を持ち合わせていたことです。まさか、遺伝していたとは。

Gとの戦い

 動物界

 節足動物

 昆虫綱

 ゴキブリ目

 ゴキブリ科

 ゴキブリ属

 クロゴキブリ

 

 『じょうじ』

 

 視界の角にヤツが映る。完全に油断していたので臨戦態勢に入るのが遅れてしまう。その隙にゴキブリは物陰に隠れてしまう。ウカツ!

 慌てふためく母を尻目に朝刊を丸め太古からのコックローチバスターを作成。続いてチャドーの呼吸で気を研ぎ澄ます。

 明鏡止水と化した脳に呼吸により酸素が送られ1つのインスピレーションを生む。

 

 武器が必要だ。それも打撃武器以外のものが。

 

 ゴキブリの視力は意外にも余り良くない。しかし腹部の後端にある尾葉の感覚毛は敵の動きを《空気の流れ》で感じ取ることができるのだ。力押しだけでは相手に分がある。テラフォーマーズを読んでいて本当によかった。

 インダストリーの力を借りる。ニンポを使いたいがまだ僕には使えない。

 

 金鳥「蚊がいなくなるスプレー」

 対ゴキブリ用の専用品が欲しいがピレスロイド系殺虫剤はゴキブリにもジッサイ有効である。

 

 いざ、尋常に勝負。

 

 大日本除虫菊株式会社「蚊がいなくなるスプレー」

 創業以来、親の仇のように虫を殺し続けて1世紀以上の同社が開発した新兵器。

 プシュッと1発で夜の蚊による安眠妨害を防ぐ優れものである。

 主成分はドイツ、バイエル社が開発したトランスフルトリン。この成分は常温常圧下では拡散性が高く、空気中で速やかに酸化され毒性を失うため人間への被害はほとんどないが、昆虫類・爬虫類・両生類に対しては神経毒として作用する都合良い物質である。

 

 ヤツが隠れて物陰に1発。ピレスロイドを恐れたGは全力疾走。ウカツである。

 

 イヤーッ!

 

 そこに待っていたのは狩人と化したウルチ。ニンジャソウルは憑依していないが、BIGBOSS直伝のCQCを会得している。正確無比な一撃がゴキブリの食道下神経節を破壊した。

 

 平和は守られた。ゴキブリの遺骸はトイレの神様に委ね、ソファに腰を下ろす。

 

 久しぶりの実戦は加齢による衰えを否応なしに実感させられた。本来の力ならばゴキブリは爆発四散していたはずである。今後はクレイモア地雷のように嫌らしくブラックキャップを仕掛け対処することとする。

MAXコーヒーが消えた日

 皆さんはMAXコーヒーをご存知だろうか?

 千葉が生んだ甘々コーヒー飲料であり、一部には熱狂的なファンがいるとして知られている。とある小説にも愛飲者がいるらしく

「人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい」という名言を言ったらしい。同じ愛飲者としてMAXコーヒーの良さを余すところなく表現した名言であると思う。恐らく近々、広辞苑にも集録されるであろう。

 

 日本では基本的に原材料名は使用量が多い順に表記される。

 MAXコーヒーの場合

 原材料:加糖練乳、砂糖、コーヒー

 コーヒーを名乗る癖に加糖練乳と砂糖の方が多いのだ。これでコーヒー飲料と堂々と表記するとは...コーヒー風味練乳ではないか。

 100mLに含まれる炭水化物も脅威の9.8g。もうバキも炭酸抜きコーラよりMAXコーヒーを飲んだ方がいい。

 

 僕は仕事で疲れた日に心と体の回復のために服用するが、これは諸刃の剣。僕は糖尿病予備軍であり確実に病へと続く階段を上ることになる。だが辞めない、糖尿病で入院しても看護師に隠れてアンパンを食べた爺ちゃんの名に懸けて。

 

 そんなMAXコーヒーであるが、近所の小売店では全て取り扱いを中止してしまい現在入手手段がAmazonしかない。これ以上Amazonを使うとド田舎まで配達してくれる佐川のおじさんの腰に必要以上の負荷を掛けることになる。これは最終手段とすべきであろう。

 

 はて、どうするべきか

 

 ふと、蝶々の姿をした変態の言葉が蘇る

「選択肢とは与えられるものではなく、自ら作り出すもの」

 蝶サイコー。これぞ天啓である。

 

 高校時代に趣味としていた珈琲セット(ミルやドリッパー)を取り出し、使い道の無くなった練乳を使えばMAXコーヒーを再現、いや超えることも不可能ではないのでは?

 

 いける、いけるぞ!

 

 

スティックブロッコリー...無惨

 夏前にプランターに植えたスティックブロッコリーを処分しました。無念。葉を根こそぎ食われても頑張って生きてきたスティックブロッコリーは遂に先端から腐り始め、死を待つのみとなったので介錯をした形となります。

 原因はモンシロ蝶の幼虫による食害。奴らの執念は凄まじく駆除しても駆除しても葉っぱが1枚でもある限り卵を産み付け苗を丸裸する。

 もうね、農家が農薬を使う理由が分かりましたよ。

 アゲハ蝶の幼虫は白黒だから一目で分かるけれどモンシロ蝶の幼虫は初めから緑、かつ葉脈に擬態し葉の裏に隠れるという徹底的とも言えるステルス性。段ボール被るオジサンにも少しくらい見習ってほしいレベル。

 晴耕雨読なんて悠長なことを言っていると雨の間に葉を食い尽くされます。酷い時には1枚の葉に5匹の幼虫がいてオーバーキルもいいとこ。どう考えても幼虫に対し葉の量が足りない。

 人力で累計30匹以上は駆除しましたが、ニンジャ用語でいう『ジリープアー』、数の暴力には勝てませんでした。

 

 僕とモンシロ蝶の因縁は深く小学生の頃まで遡る。

 授業でモンシロ蝶の幼虫を育てるというものがあり、各自校長が植えたアブラナから幼虫を捕獲しキャベツを与え育てていた。僕も5匹程捕獲し、ケースに入れ飼育していたことを覚えている。

 しかし、この授業は担任の予想を超えた結末を迎える。

 皆さんは『アオムシコマユバチ』という蜂をご存知だろうか。この蜂は若いアオムシを見つけると産卵管を突き刺しアオムシの体内に数十個の卵を産み付ける。アオムシの体内で孵化した蜂は宿主たるアオムシの体を内側から食べ、最終的にはアオムシの体を食い破り外に出てくるのだ。

 もうお気付きだろう。この恐怖の蜂にクラスの幼虫の大半は寄生されていたのだ。ケースの中には優雅に舞うモンシロ蝶ではなく、変わり果てた幼虫と大量の黄色の蛹。一部の蛹は羽化し、けたたましく蜂が飛び交っていた。

 最悪なことにアオムシから蜂の幼虫が飛び出る様子を目撃した女子児童がおり、無事保健室送りとなった。ちなみに僕の幼虫は5匹中4匹が寄生されていた。これはマシな方で、全滅したクラスメイト多数。もはや授業にならなかった。

 この授業では幼虫が蛹となり蝶になる過程を観察することが目的であったと思われるが結果として知識ではなくトラウマを植え付けただけとなった。今思えば、この授業で唯一得をしたのは児童を使い楽に害虫駆除を行った校長である。

 ちなみにクラスメイトの飼育ケースは担任が責任をもって処分した。当然の報いである。

 

 

 家庭菜園については来年以降、ネットを掛けて育成するか、アブラナ科を育てないかの2択である。正直、後者の方が楽ではある...

UNIQLOのスキニーフィットに敗北した件

 田舎暮らしの僕の下にもUNIQLOの広告が入ってくる。

 丁度、お気に入りのベージュのチノパンを職場の謎の液体で汚染してしまった僕には渡りに船である。(ちなみに謎の液体の色は青、帆布製のメッセンジャーバッグも犠牲になり被害額が5000円を超えた)

 ユニクロに向かう。目的はスキニーフィット チノ 2WAYストレッチ 1990円。通常価格から1000円引きの大盤振る舞いだ。

 ユニクロのいいところはサイズと色が豊富でアイテムを探しやすい点、店員さんが話しかけてこない点である。さらに裾上げが1990円以上の商品なら無料!

 しかも今ならauPAYで20%還元。これは行くしかない。

 

 店舗に入ると直ぐに体温チェックを受ける。非接触型の体温計で客を1人1人チェックしていた。このコロナ禍で多くはないにしろ店を訪れたが、ここまでの検疫体制の店はなかった。ちなみに我が職場は体温の自己申告制を採用している。

 

 目的の物を確保し試着する。

 

 なかなかスムーズに入らない。スキニータイプだから仕方ないが、予想よりキツイ。

 裾を折り曲げた後、軽くスクワット運動をする。ストレッチと銘打っているだけあって運動に支障はない。僕の持っているスキニーはやや動きが制限されるため、これは有り難い機能である。

 値段と機能だけで衣類を買ってはいけないのはオシャレ音痴の僕でも分かる。最後に振り返って鏡で自分の姿をチェック......

 

 

 変態がいた。

 絶句した。

 しかもデジャヴ感がある。

 

 

 スキニーフィットの文字に偽りなし。細くてフィットする。

 ただしフィットと言うよりピチットしている。チノと言うより限りなくタイツなのだ。そしてストレッチ性。

 つまりデジャヴの正体は江頭2:50である。ユニクロの試着室にTシャツを着た江頭2:50(髪有)がいたのだ。股間のマリモッコリが変態性に拍車をかけている。

 オシャレに疎い僕でも分かる。これはヤバい。通報され、不審者(変質者)情報としてメールされるレベル。オシャレな人達がユニクロはシルエットが悪いとか文句を言っていたのが初めて理解できた。きっとこれを着こなす人は相当オシャレレベルが高い。

 急いで脱ぐ。別に試着室だから急ぐ必要はないが、本能が早く脱げと告げていた。ユニクロという初級ダンジョンにキラーマシンがいたのだ。低レベルな僕は逃げるしかない。幸い周りを囲まれることも呪われてもいなかったので、苦戦はしたものの脱ぐことに成功した。

 参考までに僕はBMIで瘦せすぎに分類される人間である。

 

 結局、スリムフィット チノが割引コーナーで990円で売られているのを発見し、それを購入した。